ワイン醸造の芸術

ワイン造りはまさに芸術

絵を描きはじめるとき、パレットの上に個性の異なる様々な色彩の絵具を並べるように、ムーチョ マスシリーズのワインは、スペインの様々な地域から異なるブドウをクパージュ(ブレンド)して造られています。

ブドウは品種ごとに異なる魅力があります。ワインメーカーは日々より良いワインを造るために時間とエネルギーを費やします。そうして見つけた特別なバランスで、それぞれの品種の個性を最大限に引き出しブレンドすることで、一つ一つの品種だけでは造れない、とびきりの美味しさを引き出します。

「ワイン造りはまさに芸術」。古典的なワイン造りの枠組みにこだわらず、美味しさだけを求めて完成した「ムーチョ マス」。親しみやすくどんな瞬間でもお楽しみいただけます。

ムーチョ マスシリーズのユニークで本格的な味わいを生み出している個性豊かなブドウ品種はこちらの7品種!

テンプラニーリョ

スペインで最も多く栽培されている黒ブドウ品種です。この品種は、早く熟す傾向があるため、この名前がついています。極端な気候にも、スペインのほとんどの土壌にもよく適応します。ブドウの色は深い紫色で、紫色の輝きを持つ力強い赤ワインを生み出します。テンプラニーリョで造られたワインの香りは、プラムやイチゴなどの黒や赤の果実を思い出させます。栽培地域にもよりますが、一般的にこの品種は、適度な酸味を持つスムーズなワインになります。

ガルナッチャ

スペインで最も多く栽培されていた品種です。16世紀頃にアラゴンで発見されましたが、20世紀初頭には質の低いワインと誤解され、テンプラニーリョに取って変わられました。どんな状況でも希望があるように、古木を中心に低収量で栽培されたものが、今ではスペインでも最高品質のブドウの一つとされています。汎用性の高い黒ブドウの一つなので、醸造方法によって、若くてフレッシュなワインも、力強くてエレガントなワインも生み出せます。

シラー

その起源ははっきりせず、ペルシャの都市シラーズとする説や、シチリアのシラクサとする説もあります。1990年代にスペインに上陸し、カスティーリャ・ラ・マンチャ地方を中心に栽培されています。ワインは非常に深い色をしており、スミレの花を思わせる非常にフルーティーな風味を持つのが特徴です。主に、熟成なしの若いワインを醸造します。

ベルデホ

原産地は北アフリカですが、現在ではカスティーリャ・レオンやカスティーリャ・ラ・マンチャでも栽培されており、スペインで最も有名なブドウです。トロピカルフルーツと刈り取ったばかりの草の香りが混ざったような、とても特徴的な香りです。スムーズでフルーティーな味わいで、この品種から醸造されるワインは通常、アルコール度数が約13度です。

ソーヴィニヨン・ブラン

フランス原産で、最も国際的な白ブドウの一つです。フランスやスペインをはじめ、ニュージーランド、南アフリカ、ブラジル、カナダなどで栽培されています。この品種だけを試飲して評価するコンクールがあるほど、インフルエンサーのブドウと言われています。エレガントで、少し甘いタッチの、とても飲みやすいワインができます。

シャルドネ

この品種もまた、フランス、特にブルゴーニュ地方の原産です。このブドウは「スティル」ワインだけでなく、カバやシャンパンにも使われます。青リンゴやミカンなどの柑橘類を思わせる酸味と、口の中に長く残る味わいが特徴的です。